社員インタビュー
どんなことも「自分事」として
考えるようになった。
PROFILE
カウンセリング部
岡田2015年入社 グループリーダー
企業理念とコーポレートスローガンに共感できたことが入社の決め手とのこと。「人が煩わしいこと、やりたくないこと。そして“人にしかできないこと”だからこそ価値があるという考え方がすごく良かった。AI発展に伴う無人化が話題になる中で、あえて人が重要だと言っていることに強く惹かれました。」
仕事の面白さ
状況を整理し、よりよい判断を手助けできること。
- Q.
カウンセリング部の役割を教えてください。
岡田
家賃延滞などの異常事態を正常化するために動くのがカウンセリング部です。
入居企業・入居者様に対しては、お家賃等の遅れが発生した際にコンタクトをとり、現状や今後の見通しのヒアリングを行い、支払いサイクルを正常に立て直すためのカウンセリングを行っています。オーナー様・不動産管理会社様に対しては、入居者様の状況をご報告するとともに、法的手続き等で解決を図る際の手続き方法やスケジュールをご案内します。
私の担当するエリアでは、お家賃の遅れがある7〜8割がオフィスや店舗物件・高級賃貸です。そのため、お話させていただくお客様は、法人や支店の代表者様、経理ご担当者様、個人事業主様なども多いです。
- Q.
オフィス・店舗用物件や高級賃貸でも、家賃が滞ることがあるんですね?
岡田
月額の給与が出るサラリーマンと違い、事業運営されていると収支に波が生じます。収益が低迷した時に延滞が発生しやすいようですね。単純に担当者様の支払い漏れということもあります。
- Q.
経営者様を相手に、どういった話をされるのでしょうか?
岡田
まず、なぜ遅れが発生しているのか原因を確認します。多くの経営者様はスキルも経験もおありなので、ご自分の中に答えを持っていらっしゃるんだと思います。ヒアリングで深掘りする中で状況を整理すると原因に気づかれることが多いですね。私たちは対話を通じてその手助けをするイメージです。
その後お支払いのスケジュール化に進んでいきますが、その際、支払いの根拠についても明確にするようにしています。
- Q.
経営者様と対話するスキルはどのように身につけてきたのですか?
岡田
上司への報告会でアドバイスをもらったり、同行して交渉の仕方を見たりしながら吸収してきました。
今は部下にアドバイスする立場でもありますが、最初のうちはお客様と深い話ができず、ふわっと話を終えることが少なくありません。ただ、そういう対話では約束が履行されないことが多いんです。いかに実現性のある見込みを立てていただくか…。場合によっては経営状況に踏み込むので、最初のコンタクトから信頼関係を構築していく必要があります。土台づくりが一番重要です。
私自身は、普段から様々なケースを想定しておく努力をしています。ケーススタディも役に立ちますね。一方、想定だけで決めつけないことも大事にしています。
- Q.
カウンセリングでお客様のお役に立ったという経験はありますか?
岡田
遅れながらも家賃を支払い続けていた入居企業様のケースが印象に残っています。
徐々に業績が落ち、経営者様もすぐに正常化できる見込みは薄いと感じられているようでした。カウンセリングによって状況整理をする中で、経営者様はご自身で一旦事業を撤退すると決断されたんです。良かったのは、その決断が早かったこと。残った家賃を敷金などで清算できたので、未払いを残さずに再スタートを切れました。
並行して、私たちは建物のオーナー様にも状況をご報告します。交渉の進捗に合わせ、オーナー様側は早期に次の募集に動けるので、物件の利益損失(空室期間)が少なく、スムーズに新たな入居者様を迎えることができました。
全員経営の良さ
違ってあたり前の環境。視野が広がり、考えの精度を底上げできる。
- Q.
仕事をする中で自分の成長や変化を感じることはありますか?
岡田
カウンセリングやグループリーダーという仕事を通して、より人に興味を持って接するようになりました。興味がなければ疑問も湧かないし、深掘りもできないと思います。例えば、自分が部下に伝えたことと違う結果が出てきた時も、どうしてそうなったか原因や過程を確かめるようにしています。深掘りしていく過程でお互いに発見があるのが面白いですね。
またグループリーダーとして責任が増し、イレギュラー対応時に各所に確認を取ったり、自分で判断する必要が生じたりする分、より全体へ目を向けるようになりました。
- Q.
「全員経営」の良さをどんなところに感じますか?
岡田
部署や地域それぞれの立ち位置によって様々な意見が日常的に飛び交う環境です。日頃から「違う意見があるのはあたり前」だと実感できると、自分の意見を言うのも怖くなくなります。それぞれの人、部、地域の意見・判断を社員全員に共有できることで、より広い視点を持てるようにもなりました。前向きなディスカッションは、自身の判断・考え方の精度を底上げすることにもつながっています。
また、フォーシーズでは、参加の有無に関係なく、ほとんど全ての会議の情報が共有されています。それを踏まえて誰もが考えられる環境があり、全員に発言の機会があります。そこに、全員経営をやっているんだという実感があり、どんなことも「自分事」として考えるようになりました。決定事項に対して行動するにしても、結論だけでなくプロセスが分かると、自分の中にも落とし込みやすいですよね。誰がどんな意見を出して、どんな議論があったか、何を優先したからどういう結論に至ったかが理解できるからこそ納得できるんです。
- Q.
そんなフォーシーズの中で、今後どのように成長していきたいとお考えですか?
岡田
カウンセリング部においては、家賃延滞正常化の過程の中で経験豊富な経営者様の話を聞くことができたり、法的措置のタイミングで不動産管理会社の重役の方に説明させていただいたりすることが多いんです。そういったコミュニケーション機会が本当に勉強になります。
とはいえ、未だに知識が不足していることは多々あるので、部署にかかわらず何でも吸収して、より信頼される人になりたいと思っています。